【コロナウイルス体験記】 感染‐後遺症‐快方まで

この記事では自身がコロナウイルスに感染して、後遺症から快方に向かうまでの

体験記を書いていきたいと思います。

2022年11月現在、ほぼ寛解までに至っております。

私が、快方に向かうまでに

何を参考にして

どのようなことを実践したのかを、まとめてあります。

現在、コロナウイルスの後遺症に苦しんでおられる人の、参考になれば幸いです。

注意

あくまで、個人的な体験記ですので

記事の内容は、参考程度にしていただればと思います。

2022年7月コロナ感染

2022年の7月に私はコロナに感染しました。

当時、私の住む山梨県で、急激に感染者が増えていた時期と重なります。

感染経路としては、まず妻が職場で感染し

子供を介して、私も感染してしまいました。

コロナ感染時の私について

  • 39歳男性
  • 基礎疾患なし
  • ワクチン3回接種済み

症状

  • 倦怠感
  • 頭痛
  • 吐き気

コロナウイルス陽性と判明した時は、特にこれといった症状はなかったので

「あまり、大した症状にはならないだろう」と高をくくっていた節がありました。

しかし、2日経つとみるみるうちに症状は悪化していきました。

最も、辛かった症状としては、これまで経験したことのない頭痛でした。

次に、辛かったのは倦怠感でした。

体を起こしているのが、とにかく辛く、自宅療養期間のほとんどは

ベッドで横になっていました。

【2022年8月~10月】後遺症に苦しむ

自宅療養解除後

8月~10月の約2ヶ月間、以下のような症状が続きました。


まぁなんとか、日常生活に重大な支障をきたす程ではないにせよ

生活の質はかなり下がりました。

具体的な症状としては

  • 情緒不安定
    • 気分の落ち込み
    • とりとめのない不安感
    • 鬱っぽい
    • ソワソワするモヤモヤする
  • 倦怠感
  • ブレインフォグ
  • 不定愁訴
  • 喉にへばりつくような異物感

とにかく、とてつもなく疲れる



子供とROUND1に行った時の話なのですが

ゲームコーナーには休日ということもあってか、たくさんの人がいました。

最初のうちは、まぁ居られたのですが

段々と、めまいと、吐き気が襲ってきて

居ても立ってもいられない状況になりました。

帰宅後は、ソファに倒れ込むように横になり、2時間位は動けませんでした。

もともと、人が多いところは苦手で、人が多いところへ行くと

疲れやすい性分でしたが、ここまでひどくはありませんでした。

他にも、以前なら、別に疲れもなんともしないことで

どっと疲れてしまったりすることが、多々有り、この期間

割りと活動的だった私は、すっかり自信をなくしてしまい、何をするにも

億劫になってしまいました。

この時期は本当に体が鉛のようでした

【後遺症2】情緒不安定とブレインフォグ

8月~10月の間、この2つの症状も苦しかったです。

情緒不安定

情緒が不安定になりました。

とにかく、得体の知れない不安感と、気分がすぐれない日々が続きました。

私を励ますつもりで

「気にしすぎじゃない?病は気からだよ」という言葉をかけてくれた人もいましたが

正直、この言葉は応えました。

「自分が精神的に弱いのではないか」

「気の持ちようなのではないか」(もともと、ネガティブ思考になりやすい気質もあり)

心療内科も検討しました。

コロナの後遺症に伴う気分の落ち込みは

「気の持ちようでなんとかなる」ものではないと強く思います。

なぜなら、寛解した今と、当時を比較すると、明らかに当時の気持ちの落ちている様は

明らかに、異常だったことがわかるからです。


もし、本記事をお読みの方で

同じような方が居ましたら、気分が落ちているのは

コロナの後遺症である可能性が高いので

「病は気から」なんて言葉は「うっせーバカ」と思っていただいていいと思います。

「気は病から」ということも往々にして、あります。

決して、あなた自身の気の持ちようでなんとかなるものではありません。

だから、絶対に無理はしないで下さい。

あなたのせいじゃないんです。

あなたが弱いんじゃないんです。

コロナのせいなんです。

ブレインフォグ

ブレインフォグ(思考力が低下したり、集中力が続かないこと)症状も

1ヶ月ほどあり、仕事をする上で、辛かったです。

仕事が思うようにいかず、それがストレスになり悪循環ループに入ってしまいました。

この状況をどうにかしたい

「自分は、コロナの後遺症なのではないか?」

「コロナの後遺症とはどういうメカニズムなのか?」

「何か、できることはあるのか?」

私は、色々調べることにしました。

以下は、有益だと感じ、参考になったリンク集をご紹介したいと思います。

You Tube

耳鼻科専門鍼灸師GAKU先生

とても、穏やかで、親しみやすい話し方の鍼灸師の先生の

You Tubeチャンネルです。

HIRAHATA CLINIC(ヒラハタクリニック)

新型コロナ後遺症を4000人以上診察している、東京都渋谷区にある

新型コロナ後遺症専門のクリニックです。

書籍

『自律神経を整えたいなら上咽頭を鍛えなさい 脳の不調は鼻奥から治せ』

新型コロナウイルスは上咽頭の関連が深いとのことで、読んでみました。

コロナ後遺症に苦しんでおられる方には、ご一読されることをおすすめします。

後述する、EAT療法への理解を深めるうえで、大変参考になった一冊です。

実践した3つのことで、最も試してほしいのはEAT治療です

以下、私自身が、2ヶ月間実践したことをまとめました。

そのなかで、一番試してほしいのは、EAT療法です。

【実践1】上咽頭擦過療法(EAT)▶最もこれが効果的でした

先程、紹介した『自律神経を整えたいなら上咽頭を鍛えなさい 脳の不調は鼻奥から治せ』堀田修:著
ヒラハタクリニックのヒラハタ先生も上咽頭擦過療法(EAT)について
効果が期待できると言及されていましたので、私は試してみることにしました。
8回この治療を受けましたが、前述したような後遺症はなくなってきたことを
実感できています。

上咽頭擦過療法(EAT)とは

EATとは0.5%~1%の塩化亜鉛溶液を染み込ませた綿棒(鼻綿棒)を鼻から入れ、次に口から綿棒(咽頭捲綿子)を使って上咽頭の後壁に強めにこすりつけるシンプルな方法です。おもに耳鼻咽喉科などの医療機関で行われている治療法です。

自律神経を整えたいなら上咽頭を鍛えなさい 脳の不調は鼻奥から治せ P 78

簡単に言うと、長い綿棒を鼻から鼻奥に突っ込んで
グリグリ上咽頭をこねくり回すという治療法です。
ちょっとだけ痛いです…

ちなみに

EATは「Bスポット療法」とも言います。
[上咽頭擦過療法=EAT=Bスポット療法]ということになります。

EATは保険適用→一回500円程の費用で済む

EAT療法は、週1~2回のペースで、10~15回を目安に継続する必要があるのですが

この金額であれば、負担なく継続できます。

EAT治療を行っている病院の調べ方

治療費も安価で、効果も期待できるEAT療法ですが

一つ、デメリットを挙げるとすると、受けられる病院数が少ないことです。

山梨県の場合、2022年11月現在では、県内では1つのみ(こせ耳鼻咽喉科クリニック)です。

お住まいの場所によっては、遠路はるばる足を運ばなくてはならないこともあるかと思います。

多大な、時間的なコストがかかってしまうこともあるかもしれません。

しかし、本気でコロナ後遺症をなんとかしたい思うのであれば

EAT療法は、大いに試してみる価値はあると思います。


上咽頭擦過療法(EAT・Bスポット療法)を行っている全国の医療機関は

下記のリンクから調べることができます。

日本病巣疾患研究会


【実践2】鼻うがい

鼻うがいも、コロナ後遺症のセルフケアとしては

効果が期待できるとのことでしたので

実践しました。

1%の生理食塩水で朝晩の1日2回×2ヶ月間実施しましたが

効果の実感としては、劇的に良くなったかと言えば、微妙でした。

生理食塩水を毎回作るのが、面倒であれば市販の鼻うがい液を使うのもいいと思います。
※生理食塩水の作りおきは、雑菌が繁殖するリスクがあるっぽいので
やめましょう

【実践3】サウナ【自律神経を整える】

上咽頭が炎症すると、自律神経が乱れます。

自律神経を整えるために、サウナをオススメします。

EAT療法を続けた結果、快方へ向かっていることを実感

2022年11月3日現在、Bスポット療法は8回行いました。

率直な感想としては、「やってよかった」と思っています。


ようやく、喉にへばりつくような異物感も薄れてきました。

医師からも、「だんだん、よくなっていますよと」言われておりますので

あと、2回ほどやったら、ひとまず終了する予定です。

最後に

現在も、コロナ後遺症に苦しんでおられる方へ。

本当につらいですよね。

私もほんの数ヶ月前までは、毎日が憂鬱でした。

「こんな状態が、ずっと続いたらどうしよう」と本気で悩んでいました。

しかし、EAT療法を試したおかげで、コロナ感染前の体調に戻りつつあります。

なので、もしEAT療法をまだ試されていない方には

一度、試してみてほしいのです。

そして、一日も早く良くなってほしいと思います。



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