工場勤務は底辺職?年収500万円以上は割と稼げます

就活生向けの「就活の教科書」というサイトが掲載した
底辺職ランキング
という記事が炎上しました。
どういった内容かと言うと
底辺職に、就きたくない就活生をターゲットとし
世間一般的な底辺職とは何かランキング形式で紹介し
底辺職の特徴は何か
底辺職を回避するためにはどうしたら良いか
という展開をしていき
最後には、オススメの求人サイトに誘導していく
という内容だった。

現在は、削除されていますが
wayback machineという
アーカイブサイトに
残されており
まだ閲覧することができます。
お読みになりたい方は、どうぞ

この記事の内容

  • 底辺職は本当に年収が低いのか
  • 底辺職って実際どうなの?
  • 底辺職は絶対に避けたほうがいいのか
  • 底辺職で働いたことのある人の意見を聞いてみたい

以上のような疑問に対して

  • 底辺職の経験10年以上の筆者が
  • 底辺職の中の工場作業員について

お答えする記事となっております。

Twitter上での反応

この記事を受けて、Twitterでの反応が気になって

ざーっと見てみました。

分類すると、以下のような感じですね。

  • 底辺職当事者
    • 誇りを持っているので何も感じない
    • 自分が底辺職だということを自覚している
    • 誰でもできる仕事とは心外。
  • 底辺職当事者ではない
    • 社会にとって必要不可欠な仕事だ
    • 職業差別的な発言である
    • もっと、給料上げるべきだ

底辺職ランキングに対する私のスタンス

感想を一言で言うと

不快な気分になった。

理由

  • 底辺職に従事していた11年間を否定された感じがした
  • 友人も従事者は多い
  • 妻も保育関係

自分を含め

「底辺職」と雑にカテゴライズされ

大切な人たちを否定された

気分になってしまったということですね。

とは言え、一方で

「まぁ、たしかにそういった部分は否めない」

という

部分もあったのも

事実ということにも触れておきます。

何故、これほどまでに炎上したのか?

この手の記事は結構、見かけるのにも関わらず

ワイドショーも取り上げるくらい

炎上してしまった。


この記事を書いた人が

底辺職に従事している当事者であれば

ここまで、炎上しなかったのではないかと

思います。

今回、「就活の教科書」の記事では

個人的な主観の割合が多いなと

私は、思いました。

情報を受け取る際には

誰が発信したのか

ということを、注意深く

観察することで

参考にする度合いも変わってきます。

この記事を書いている人について
【10年以上の底辺職経験者です】



私は、この記事で言うところの

底辺職ランキングにランクインされていた

  • 工場作業員を9年(正社員)
  • トラック運転手を3年(契約社員)

経験している

元、底辺職従事者

ということで

一応、最低限

語る資格はあるのかなと思っています。

底辺職って実際どうなの??
【工場作業員の場合】

これから、底辺職の中の
工場作業員はどうなの?
ということをお話させていただきます。

工場作業員は自己肯定感が低くなりやすい

私は、食品工場8年。
半導体製造工場1年。

なのであくまで
私の直接、見聞きした
工場作業員は
という主語ではありますけれども
(誇りを持ってやっている人もいますよ)

「自己肯定感が低い」人が少なくない

と、言えると思います。

同僚・上司と
喫煙所でよく、こんなことを話していました。

「やり甲斐?そんなもんねーよ。
 給料がいいからやってるだけだよ」

「こんなクソみたいな仕事」だとか

「バカでしかできん仕事」など

半分、自虐的なジョーク。
半分、本音という感じです。

何故、自己肯定感が低いのか

社会にとって、必要不可欠な仕事です。
ありがとう。

Twitter上でも、このような意見をお持ちの方がたくさん

いらっしゃいました。

とても、素敵な言葉だと思います。

しかし、私はなんだか素直に喜べなかった。

という思いがありました。

言われたその瞬間は、もちろん嬉しいし。

自己肯定感は高まるんだけれども

長くは続かない。

やっぱり、明言はされていないものの

世間の雰囲気的に

ホワイトカラー>ブルーカラー
という

見えない壁があるのだと思う。



「俺は、人間として見られていない」

施設警備員の友人


私は、息子をタイヤ交換ばかりするような
タイヤ職人になんかさせたくありません

映画フォレスト・ガンプ 

これは、映画フォレスト・ガンプで、進路を話し合っている時に
フォレストの母親が言った言葉だ。
母親の大多数がこのような考え方を持っているかもしれない。

工場作業員時代の僕の生活はこんな感じでした

    • 2:00出勤〜17:00退社
      • 慢性的な人手不足のため、ラインに入り、肉体労働。楽な仕事ではない。
    • 11:00出勤〜23:00退社
  • 水【休日】
    • 翌日が早番(AM3:00)出勤のためAM1:00には起きなくてはならない。
    •  5時間位は寝たいので、就寝時間は19:00くらいか…。
    •  休日とは言えども、まるまる24時間休日ではない。
  • 健康で文化的な生活がままならない
  • 家では、食う、寝る以外のことはできない
  • 日単位で変わる、不規則極まりない勤務時間
  • 長時間の肉体労働

工場作業員で働くことのメリット

【底辺職とは?】底辺の仕事ランキング一覧の記事でデメリットとして

以下、3つ挙げられていた

  1. 年収が低い
  2. 結婚の時に苦労する
  3. 体力を消耗する

これに対して

工場作業員の場合は、ちょっと違うかなと

思う部分があります。

1.工場作業員は割と稼げる

底辺職は、誰でもできて、単純な作業が多いため、年収も低くなっています。

ここに関しては

工場作業員は、割と稼げると思います

私の経験した、工場作業員では

30代前半で、年収500万円近くありました。

実家で、暮らしていたので

実家に入れる、生活費5万円を差し引いても

貯金は毎月10万円以上が可能でした。

基本、平日は食う・寝る以外は

出来ませんでしたので、消費はしませんでした。

ギャンブルやお酒もまったくしなかったので

100万円貯めるのは、全然無理ゲーではありませんでした。

貯金が3000万円以上ある

なんていう人もいたりしました。

収入だけにフォーカスすると

工場作業員は、底辺職の中では

稼げる職種だと思います。

【再現性100%】たった3ヶ月でノースキルでも 月収30万円可!

You Tubeの合間に流れてくる

ウザい広告みたいな感じになってしまいましたが

工場作業員ではかなり現実的です。


下手な副業に手を出すよりかは

再現性があり

すぐに

稼ぐことができると思います。

理由は、誰でもできる仕事が多いからです。

ただし、クリアするためには

以下の条件は必須です。

  • 夜勤
  • 長時間の残業
  • 肉体労働

2.工場作業員は結婚の時
職業が理由で苦労はしない

 底辺職と呼ばれる職業は 社会的地位や年収が低く、結婚時の不安要素になるからです。

就活の教科書

前述しましたが 

大手の工場作業員だったりする場合は

年収は決して低くはないので

収入面で、結婚に不利になることは

ないと思います。

工場作業員は衣食住に関わるコストが少なくて済む

工場作業員の地味に嬉しいポイントとしては

以下の様なことがあります。

    • 制服が支給される
    • 社員食堂があって、割安で食べることができる
    • 夜勤や早朝の出勤者は食事代を補助してくれる
    • 独身者は、社員寮を使えたりする

工場作業員を続けるためのマインドセット

工場作業員で稼ぐ場合は
以下の様なことは、意識しましょう。

  • やり甲斐はいったん保留
  • 感情は一旦捨てる
  • 「稼ぐ」ということだけにフォーカスする

まとめ【一番言いたいこと】

底辺職を避けたいという気持ち

とても、わかります。

そりゃあ、誰だって好待遇な所で

働きたいですよね。

だから、そこに対して

「けしからん!」とか

「仕事に上も下もない!」

とか、私は思いません。

実際、仕事に「上」と「下」はあります。

どんな業界でも。

上流工程と、下流工程という

構造的な概念があります。


今回、この記事で一番伝えたい事ですが

もし、今の自分にはスキルがなく

底辺職しか選択肢がないということであれば

私の提案としては

工場作業員はすごーくアリだと思います。

例えば、以下のようなロードマップはどうでしょう?

工場作業員として就職して、軍資金を貯める。
軍資金の投資先を考える


  • 自己投資
    • プログラミングスクール
    • 資格取得
    • 留学
    • お金の勉強
  • お金への投資
    • 株式投資
    • NFT
    • 仮想通貨
    • NISA
自己投資で得たスキルを武器に、転職

確かに、楽ではなく

大変かもしれませんが

着実な、ロードマップではないでしょうか。

あとは

工場で、働いてみて

「案外、この仕事好きかも」ということであれば

続けるもよし。

そして、その会社の中で

上のレイヤーに上がっていけば

そこは、底辺ではないし

やり甲斐も出てくるのではないでしょうか。

最後まで、お読み頂きありがとうございました。

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