HSPさんにオススメ本『反応しない練習』

この記事では、実際に僕が読んだ本で

HSPさんに是非とも、オススメしたい本をご紹介したいと思います。

『反応しない練習』草薙龍瞬:著です。

本著は

「HSPさんが生きやすくなるためのヒントがたくさんある」と強く確信しました。

なので

HSPさんに読んでもらいたい!

そして、少しでもHSPさんの心が軽くなってほしい!との思いを込めながら

この記事を書いてみました。

簡単ではありますが、本著にどんなことが書いてあるのかを

僕なりの解釈で書き記した記事の内容となっています。

本が苦手な人はAmazon Audibleがオススメです。
僕はAudibleで本を聞きました。

著者である草薙龍瞬さんご本人による、朗読で聞くことができます。

優しい語り口調で、癒やされます。

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Amazon Audibleを1ヶ月使ってみて僕に起こった2つの変化

HSPさんには、きっとこんなお悩みがあると思います

  • 性格が合わない相手がいる。人間関係でストレスを感じている
  • 些細な事でも、深く考えすぎてしまう
  • 他人の気分に振り回されてしまい、人一倍疲れてしまう
  • ちょっとしたことで、深く傷つく
  • 「どうせ、自分なんて」と自己肯定感が低く、自信がない

僕も、HSP(HSS型)です

『反応しない練習』を読むとわかること

  • 余計なことを判断しない。どんなときも、自分を否定しない
  • 不満やストレスといった「マイナスの感情」で苦しまない
  • 他人の視線を気にせずに、自分らしく生きる
  • 勝ち負けや優劣にこだわってしまう性格を、もうやめる
  • 心から納得のいく人生をこここから目指す

こんな生き方目指したいですね

著者、草薙龍瞬さんの紹介

  • 特定の宗派には属していない僧侶。
  • 1969年奈良県生まれ。
  • 中学中退後、16歳で家出をし、上京。
  • 放浪の後、大検を経て東大法学部を卒業
  • 政策シンクタンクなどで働きながら「生き方』を探究
  • インドで得度出家
  • ミャンマー国立仏教大学、タイの僧院に留学
  • 現在、インドで仏教とともに社会改善NGOと幼稚園を運営
  • 実用的な仏教仏教の「本質」を伝える活動をしている

なんか、すごい人そうだなぁ。中卒にも関わらず、東大に入学してしまうなんて。

きっと、もともと地頭がよかったんだろうなぁ。

著者のプロフィールを読んで僕はこう感じました。

どこか、自分のような凡人とは「別次元の人」という思いも少し感じました。

しかし、著者はこう続けます。

「一見すると、華々しいキャリアに見えるかもしれませんね」とした上で

  • たくさんの、大変な思いがあった
  • 子供の頃は、家の中で、居場所がなかった
  • 多感な時期は友人関係や勉強で悩む
  • 夜勤の印刷会社でアルバイトをしていた時期もあった
  • 大学でも順風満帆ではなかった
  • 20~30代は反応しまくりの悩みの多い時期だった
  • まさか、僧侶になるとも思っていなかった
  • 30代なかばで、自分の人生に絶望
  • 37歳で無職になり、その後インドへ留学
MEMO

Audible(オーディブル)では紙の本にはない

Audible限定コンテンツとして著者のプロフィールに

触れることができます。

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悩みの原因とは、心の反応である

人生に「悩み」はつきものですよね。

特に、HSPさんは特有の「生きづらさが」あるかと思います。

「なんで、自分はこんなに深く考えすぎてしまうのだろう」

「こんな、小さなことでクヨクヨしている自分はダメな人間だ」

「もっと、図太い性格になりたい」

実際、HSPである僕は、毎日のように考えてしまいます。

いったい、悩みの正体ってなんなんでしょうね?

まず、そこが特定できないと前に進まない。

多分、一番キツイ状態っていうのは

「何がわからないか、分からない状態」なんですよね。

本著では、その悩みの正体を明らかにしています。

悩みの原因は全て一つの要素から成り立っていると書いてあります。

それは、こころの「反応」であると。

ある出来事に対して、心が反応をして、不快な感情が生まれる。

その一つ一つが、積もり積もって悩みとなると説いています。

「悩み」を要素に分解していくと
心の”反応”から生まれる”感情”ということになるということですね
悩みの源は”心の反応”です。

心の反応の具体例

心の反応とは具体的どういったことか?

  • 朝の通勤ラッシュ→「今日も混んでいるな」【憂鬱】
  • 心無い相手→「イラッとする」【怒り】
  • 大事な場面で→「失敗するかもしれない」【不安・緊張】

HSPさんは人一倍反応してしまう→だからシンドイ

ただでさえ、人は反応をしてしまう生き物です。

HSPさんは、感受性が高いので、人一倍反応してしまいます。

そりゃあ、しんどいわけですね。

普通の人がダメージ3だったら、HSPさんは10ダメージみたいなイメージでしょうか。

悩みを大きくしない→反応しない

”悩み”は「嫌だな」とか、「憂鬱だな」とか「怖い」という負の”感情”から作られます。

その”感情”は心の”反応”から生まれます。

心の”反応”を止めることができれば、負の感情が生まれない=悩みが増えないということになる。

これが、本著の主眼であり、最も伝えたいメッセージです。

僕は、この考えがとても腹落ちしました。

すごく、理にかなっているなと。

反応しないためにはどうすればいいか?

出来事→反応→感情という一連の流れにおいて

反応から感情が生まれる部分を改善すれば、悩みが生まれなくなるという

ロジックということです。

心の状態を可視化する

反応せずに、まず理解する━━これが、悩みを解決する秘訣です。

『反応しない練習』第1章P36

これは、心の状態を可視化するという意味です。

湧き上がった感情に対して、蓋をするのは我慢です。

”ある”ものを”ない”というのは、非常に不自然なことです。

自分で自分の気持ちに共感する。

「そうだよね」とその存在を認める。

共感してもらえると、人は心が落ち着きますよね。

それを、自分に対してもやってあげるということだと

僕は、解釈しました。

体の感覚を意識する

感情というのは、心の中のことです。

心の中にばかり意識が向いてしまっていると、なかなか気分の切り替えが

うまくいかないですよね。

体の感覚を意識するということは

意識を強制的に心の”外”に向けるということだと思います。

具体的には、呼吸や、瞑想などのマインドフルネスをするということです。

なるほど。

体の感覚を意識するということが、最も重要なポイントであるとするならば

呼吸や、瞑想じゃなくとも

日常の、一つ一つの”動作”を”丁寧に”やってみるということも

有効なのではないかと思います。

僕は、心がソワソワしているときなどは、実践するようにしています。

例えば

ドアを開けたら、しっかりと閉める。

靴を脱いだら、揃えて脱ぐ。

服をしっかりとたたむ。

ここでは、あまり生産性は一旦無視します。

感覚に集中することが目的なので。

実感として、心が落ち着いてくるので

オススメです。

頭の中を分類する

心の状態をいくつかの種類に分類してカテゴライズする方法です。

とりとめのない、気持ちを少し抽象化して

以下のカテゴリーに分けます。

  1. 貪欲:求めすぎる心
  2. 怒り:不満・不快
  3. 妄想:余計なことを考えてしまう

まずは、今どんな心の状態なのかを認識するということが目的だと思います。

正直言うと、僕は本に書かれている内容を読んで

「認識することの何が重要なんだ?」と。僕は正直感じました。

「え?それだけ??」と。

で、閃いたんです。

「あ、もしかするとこれって運転と一緒じゃないか」と。

ちょっと話は変わりますが

車の運転行動の3要素って聞いたことがあるでしょうか?

運転免許を持っている人は、教習所で聞いたことがあるかもしれません。

運転行動は

「認知」→「判断」→「操作」の3要素で成り立っていると言われています。

認知とは、周りの状況を把握することです。

●制限速度が60kmという標識がある。

●信号が赤になりそうだ。

●歩行者が横断歩道の前で立っている。

判断とは、その認知をもとにどのような行動をとるべきか

意思を決定することです。

操作とは、判断をしたことを実際にアウトプットすることです。


判断をするためには「今どんな状況??」という

認知がないとできません。

つまり、心の状態を「認識」するということは

判断するためにめちゃくちゃ重要なことなんじゃないかと。

自分の体を車のような「乗り物」として

考えると、わかりやすいかもしれませんね

まとめ

長年の反応の癖を治すということは、一朝一夕では行かないことだと思います。

たとえ、この本を読んだからといって、翌日から別人のように生まれ変われたら

いいんでしょうけど、人間というのはすぐには変われませんよね。

しかし、本著を読むことで

悩みの正体がわかった。

これだけでも、十分な成果であると僕は思います。

「悩みの正体は心の反応である」という認知ができたということです。

認知ができれば、判断することができる。

判断すれば、あとは操作するだけです。

わからない部分が特定できれば、そこに対して具体的にどうしたらいいのか

という問いが自然と生まれてくるはずです。

あとは、それを潰していくだけですから。

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