目次
『科学的な適職』を読んでみました
この本を読むことになった背景
- 転職活動を始めた
- 仕事選びの指針が欲しかった
- 中田敦彦さんの動画を見て興味を持った
この本を読んだ人
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契約社員
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いろんな職種を経験営業→製造業→事務→サービス
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アラフォー
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転職歴は4回
あなたの仕事選びの基準はなんですか?
- 好きを仕事にする
- 給料の多さで選ぶ
- 仕事の楽さで選ぶ
- 直感で選ぶ
- 適性にあった仕事を求める
- 性格テスト
例:ストレングスファインダー
グッドポイント診断
エニアグラム
これって全部大事なんじゃないないの?
残念ながら、科学的には正しくないようです。
年収が高いほうがやっぱり幸せ??
いやいや、やりがい重視。
あっちを立てれば、こっちが立たず
過去の転職や、学生の就職活動の時に
何回自問自答したことでしょう。
そのたびに、もやもやして
なんの指針もないまま結局
「えいやー!」っと仕事を決めてしまう。
そして、いざその仕事を始めて見るものの
なんか、違うんだよなぁ。
モヤモヤして
釈然としないまま
毎日仕事に向かう。
これ、自分のことです。
『科学的な適職』概要
本書を簡単に説明すると
統計的なデータに基づいた
科学的な方法で
適職を探すための方法が
書かれている本です。
データに基づいているという点が
”科学的な”という本のタイトルのゆえんですね
この本を読むことで期待できる効果
- 今の仕事に対して何故、不満なのか言語化できる
- 自分の適職をマッチングするための考え方を知ることができる
適職=幸福度が高い仕事
本書の適職の定義としては
”幸福度が最大化される”仕事としています。
どうすれば、幸福度が最大化されるのか?
そもそも、幸福度って何?
幸福度をあげる要素とは何か?
という内容になっています。
いわゆる
転職するならこの業界がおすすめ
この仕事につけば、稼げるとか
「食いっぱぐれないスキル○○選!」
みたいな情報はありません。
そういった個別具体的な情報を期待されている方は
この本を読むべきではありません。
そして、自分だけの適職を探すためには
どうしたらいいのかという具体的な方法が書かれています。
もっと早く読んでおきたかったー!!
何故、仕事選びは難しいのか
そもそも。何故、こんなに僕たちは仕事選びにおいて
こうも、頭を悩ませなくてはならないのか。
人間の脳は職業選択に向いていない
人類の脳には、職業を選ぶためのプログラムが備わっていない
人類の脳には、適職選びを間違った方向に導く「バグ」が存在している
引用元:『科学的な適職』
転職関連の書籍って本当に多いですよね。
それだけ、悩んでいる人も多いからということの裏返しですね。
職業を自由に選択できるようになったのは最近のこと
自分だけが
社会不適合者なのかもって思っていたので
少しホッとしました
【仕事選びにおける7つの大罪】
幻想を捨てろ!
- 好きを仕事にする
- 給料の多さで選ぶ
- 業界職種で選ぶ
- 仕事の楽さで選ぶ
- 性格テストで選ぶ
- 直感で選ぶ
- 適性に合った仕事を選ぶ
これら全ては全て幻想だと本書では
言っています。
好きを仕事にする
多くの職業研究によれば自分の好きなことを仕事にしようがしまいが最終的な幸福感は変わらないからです
好きなことを仕事にしよう
好きなことは仕事にしてはいけない
という2種類の意見がありますね。
結局どっちなんだって話なんですけど
本書では
好きなことは仕事にしないほうが科学的には正しいようです。
いやー
これは、かなり衝撃的な事実でしたね。
好きなことを仕事にする。
これは、一番、大事なことなんじゃないかと
思っていたので。
とはいうものの…
でも、その肝心な
これが好き!!
ってことが自分自身特にないという矛盾もあります。
- 周りからキチガイだと思われるくらい没頭しちゃうこととか
- 寝食忘れてやっちゃうこととか
- 四六時中そのことばかり考えちゃうこと
ありません。
多分、僕みたいな人の方が多いのかもしれません。
てゆうか、そんなキチガイレベルの人ばっかりが
大多数だったら、社会が回らない気がします。
なぜなら、日々の生活はマルチタスクだから。
話がそれましたが
好き→仕事
というよりかは
仕事→好きなる
という流れが
望ましいようです。
とりあえず、まずやってみて
「あ、これなんか楽しいな」ってことが
科学的な適職選びにおいては正しいと言っています。
ビビッと来て、情熱的に結婚したカップルよりも
じっくり愛を育んでいったカップルの方が離婚率は低めなように
仕事においても、同様なことが言えるのかもしれませんね。
給料の多さで選ぶ【体験談あり】
がんばって世間でもトップクラスの年収を稼ぎ出したとしてもよいパートナーとめぐりあう喜びや健康の改善による幸福度の上昇レベルにははるかにおよびません。お金を稼いで幸福を目指すならまずは人間関係や健康の改善にリソースを注ぐほうがはるかに効果は大きい
- 給料と相関関係r=0.15(要するに関係ない)
- 年収400万円からの幸福度を
- 健康であることのほうが重要
体験談
これは、とても腑に落ちました。
僕の今までの最高年収は20代後半の頃の
480万円でした。
仕事は食品製造メーカーの製造。
現在の年収が、300万円くらいです。
幸福度でいったら、年収が低い今のほうが高いと感じています。
嘘偽りなく、自信を持って言えます。
理由としては主に以下2点です。
- 残業がない→自分の時間が確保しやすい
- 責任が少ない→精神的な負担が小さい
業界や職種で選ぶ
1.専門家だろうが有望な業界など予測できない2.人間は自分の個人的な興味の変化も予測できない
自分で考え抜く思考力を
鍛えることが重要だと思います。
仕事の楽さで選ぶ【体験談あり】
ストレスが体に悪いのは確実なもののその一方では「楽すぎる」仕事もまたあなたの幸福度を大きく下げてしまいます
体験談
- 無価値感を感じる「俺、この世にいる意味ある??」
- 仕事いきたくないわぁ…
- これはこれで、拷問かも
という感情が芽生え始め
幸福度グラフは低水準で推移していました。
絶対に死ななないスーパーマリオブラザーズ
直感で選ぶ【体験談あり】
1.ルールが厳格に決まっている2.何度も練習するチャンスがある3.フィードバックがすぐに得られる
満たさなくてはならない。
ある程度時間が経ってみないと判断がつかない。
体験談
過去に1回、直感に従い仕事を決めたことがあります。
「俺は森が好きだ」
「よし、森に関われそうな仕事を探そう」
「あ、なんかハローワークで森林公園管理事務所の事務員募集してる」
「よーし、応募!」
ってノリでろくに調べもせず
就職したことがあります。
- 給料は激安
- 森には関われずデスクワークばかり
ということで、失敗に終わっています
片っ端から、直感に従って、仕事を決めているうちに
性格テストで選ぶ
残念ながら、性格診断によって適職が見つかる保証はどこにもありません
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エニアグラムの本質はタロット占いと同じ
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30年にわたって批判を浴び続けたMBTI
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RIASECの予測力はほぼ0
適性にあった仕事仕事を求める【体験談あり】
この世のどこかには自分が生まれ持った能力にピッタリな仕事が存在しておりそれさえ見つけてしまえば生き生きと働けるに違いない
体験談
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仕事が自分に合っていないんだ
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仕事さえ変われば俺は輝ける
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業界さえ変われば
まとめ
- 今までの仕事選びは幻想ばかりを追い求めていた
- 自分で体験した仕事に対する「違和感」というのは科学的に正しい
- この本は、仕事選びにおける絶対的な指針になると確信した
ということで
この本を読んだことで
たくさんの気づきを得られました。
ぜひ、読んでみることをオススメします。
科学的な適職